どんな年式のトラックにも、それぞれの需要や販路というものが存在しています。買取業者のサイトを見てみると、新しいタイプのトラックの方がより高い値段もつき、すぐに国内で買い手がついていることがわかります。マッチングサイトというものもあり、新型で保冷機能のついているものはほんの数日で購入が決定され、売り手が見つからずに在庫を抱えるということが起こらないのもわかっています。ですので、トラックというのは新しければ新しいほど、需要の高いものであると言えます。

国内ではそれが常識となっており、年式の高さと買取価格が比例すると考えても間違いはありません。しかし、一方の低年式のものは需要がないかというと違います。こちらはこちらでしっかりとした人気があり、同じく販売と共にすぐに売り切れてしまうようなことになっています。海外では整備事情などから低年式のトラックの方がより高い需要を持っていて、買取業者は旧型のものが売りに出されると、それを確保しているルートに従い、海外で販売するようにしています。

整備士たちが低年式のものを多く扱ってきた経験があるため、故障してもすぐに修理できる態勢が整っているのです。そうした事情から海外では低年式のものがより多く売れ、一方で国内では最新式のものがより人気が出るという形になっているのです。国によってトラックを取り巻く状況は様々となるので、新しいものにも古いものにもまた違った需要が出来ているのが現状です。