日本では1960年代後半から、自動車の普及率が約60パーセントをこえるほどになりました。特に商業用の大型トラックに関しては高速道路が整備をされたことを受けて、それまでの貨物列車から自動車による長距離トラック輸送が主流となったほどです。以前は中古車市場で商用車の取り扱い件数は非常に少なかったのですが、現在では中古市場の約80パーセントもの割合で買取サービスを実施されるに至っているほどです。ここでは簡単に、なぜ中古市場でトラック買取がおこなわれるようになったのか、その背景を見ていきましょう。

1990年からその傾向少しずつ見受けられるようになり、当初は緑ナンバーの軽自動車からでした。当時の買取はオークション形式が多く、一切整備をせずに現状維持のまま購入者に引き渡しをされるのが一般的です。その後、法改正にともない大型10トントラックまでのあらゆる自動車の中古取引が解禁され、現在に至っています。大型トラックの場合、新車で購入すると4000万円ほどの非常に高級な乗り物です。

あらたに物流会社を起業する際に多大なコストが必要となるため、それを回避するために中古車両を手に入れたいという需要があるというわけです。買取の場合だと走行距離から車体の状態などを考慮して、適正価格で引き取られます。今ではハイブリッドタイプが主流になっているので、特に走行距離が長いものであっても買取時は40パーセント程度の金額を提示されています。